22回目の投稿となります。土地家屋調査士の江藤です。
皆様、土地家屋調査士という国家資格をご存じでしょうか?
土地家屋調査士とは、不動産の登記簿(登記記録)の「表題部」の新設、変更・更正、閉鎖等の代理申請を行う土地建物の表示登記の専門家です。
時折、親から相続した土地や贈与で譲り受けた土地がどこに存在しているのか分からない、何処にあるのでしょうか?と質問を受けることがあります。
特に山林の場合は、目印になるものが少なく一般の方がそのような土地を探すのは困難な場合があります。しかし、資料によってはご自身でも分かる場合があります。下記図面のように法務局の地図(公図)「座標値」が書かれていれば、インターネットの地図などを利用して現地の概ねの場所を探すことができます。土地家屋調査士が土地の調査をする場合にも法務局の地図(公図)を基本に調査を行います。
なお、境界線と面積を確定するためには、通常隣接地所有者と立会を行い、境界標式を設置後、土地境界確定測量を行う必要があります。
そのような土地をお持ちの方で近い将来売却や相続での分筆などをお考えであれば早めにお近くの土地家屋調査士にご相談されることをお勧めします。