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こんにちは。

川崎みなみ相続サポートセンターの佃です。

少し前まで花粉症の症状がひどかったので、毎日つらくてどうしようもなかったのですが、

ようやく花粉症も落ち着き。春の心地よさを感じられる余裕がでてきました。

花粉症を完治させる薬を発明した方は、ノーベル賞をもらえるのではないかと個人的には思っています（笑）

 

さて、先日、おじいさまの代から引き継いできた借地を地主様に還したいというお客様のお手伝いをしました。

おじいさまからお父様に相続され、そのお父様も昨年亡くなられたことによって、今回ご相談いただいた娘様が相続されたということでした。

娘様は既に結婚されて遠方にある他県で家族と暮らしており、お父様がなくなった今、ご実家も住む方がおらず、地主様にお還しになるとのことでした。

 

借地を地主に還す際は、当然ながら借地権の価格について借地人と地主間で折り合いがつかず難しいケースも多いのですが、今回はとてもスムーズに進めることができました。

 

というのも、亡くなられたお父様は近隣の方と長らく良い関係で暮らしてこられたようで、娘さんもご実家のあるその土地にとても思い入れが強いご様子でした。地主様ご家族とも非常に良い関係を築いてこられていたようです。

娘さんとしては、借地を還したあとは、地主様とはもうお会いすることもなくなり、この土地に戻ることもないけれど、お世話になった地主様と良い関係のまま、気持ちよくお別れしたい、それが父の望みだと考えておられました。

地主様もそのお気持ちを受けて、十分なご条件で買取りをご承諾されました。

 

わたしは今回のことで、この娘様はご実家を相続する以上に「周りの方を思いやる気持ち」という素晴らしいものをご相続されたんだな…感じました。